オメガ、ロレックス修理の道具 1

【こじ開け】と言う道具です

オメガのスピードマスター、コンステレーションやロレックスのチェリーニなどの裏ブタでスナップ式のものを開ける道具です。

裏ブタとケースの間に金属の薄くなっている部分を差し込み,上に向けることでてこの原理を使って開けます。

いわゆるこじ開ける感じではありません。こじ開けたら傷をつけます。

注意:開けられても特殊工具がないと閉めらないことがあり時計内部を痛めますので、開けるのは技術者におまかせください。

以上

 

 

【OLD ロレックス ブレスレット】

OLDロレックスのブレスレットは現行モデルのものとは全く形状が異なります。

 

ロレックスのベルトは他時計に比べて丈夫であり、しなやかな装着という印象が強いものです。

 

中でも写真のものは5連板巻きタイプでアンティークの域に入る時計に使われています。

現行のものは駒と駒をネジで止めて簡単に駒の取りはずしはできますが、写真のような板を巻いて連結してあるタイプはそう簡単には取り外しはできません。

 

もちろん、我々プロにお任せいただければ、お手の物です( ´∀` )

時計修理のカナルクラブ

 

【サファイア】

時計の風防は時代順に言うと

ガラス(非常に弱いガラス)→ プラスチック → ミネラルガラス(強化ガラス)→ サファイアガラスと変化してきました。

 

お持ちの時計がどの材質か確認してみてください!(^^)!

 

プラスチック製はキズが付きやすいのですが、ガラスに比べて割れにくいと言う特徴があります。海外の資料によってはプラスチック風防をunbreakable glassと表現していたくらいです。

 

そして現在主流のサファイアガラスはキズが圧倒的に付きにくいという有り難い特性があります。プラスチック風防のように素材が自然劣化することもありません。

 

しかし、ダイヤモンドと同じで、キズは付にくいのですが割れることがあります。 ぶつけたり、落としたりで結構割れます。

また、角(カド)の部分が小さく欠けるのは、気づきにくいですがほとんどの時計で起こっています。(ロレックスなど角がある形状では)

 

爪等を使ってガラスの淵をなぞってみてください。

案外と引っかかる感じはしませんか。←欠けている証拠です。

 

しかし、割れさえしなければ交換の必要は殆ど無いといって良いでしょう。

 

時計修理のカナルクラブ

 

【中古時計相場について】

すでに始まっている高級時計の中古価格の上昇ですが、これからもずっと続くでしょう。

 

また、売り急ぐ人が減る傾向になると思います。

一人の人が今までより長い期間その時計を所有するということは

その人のメンテナンスする回数も増えるということになります。

 

ですので・・・・

 

使い方を知らないために毎回修理代が高額になってしまうことは一番避けたいところですね(^^♪

 

そのために一番有効な方法は、高額な外装部品(リューズやボタン)を守ることです。これは持ち主(ユーザー)の方が守ることができます。

 

オーバーホール後の保証の殆どは外装部品は対象外ですってところが多いものです。これは、ユーザー様の使用の仕方次第ですぐに壊れてしまったり、劣化が思いの外早かったりとすごくわかりやすく故障が見えてきてしまうからでしょう。

 

時計修理のカナルクラブ

 

【時計の正しい使用方】

オートマチックの時計を振ってから装着する方がいらっしゃいます。振ったことしかないですけど・・・なんて言ってる方!!も。←←←要注意。

 

以前は店頭等でお話を伺うと90%の方は振って使用しているという印象がありましたが、今現在もまだまだ半分以上の方は時計を振っているという印象があります。

 

油が劣化した後も時計を振ってゼンマイを巻く習慣のある方はローター芯というオートマチックの回転オモリの中心が傷んでいることが多いです。

 

実際、時計を振ってもほとんどゼンマイは巻けません。だからリューズを回すことでゼンマイを一気に全巻き状態にもっていきます。

写真のようにリューズを解除した状態から12時方向に一定に巻き巻きしてみてください。

目安としたら男性物は50回転、女性物は30回転。

 

オートマチック時計はゼンマイが全巻きの状態の時だけ、一番良い精度になります。これはオートマチック時計の使い方の基本です。

 

一度ゼンマイを全巻きにすれば、後は日常生活の体の動きで全巻きを保ちます。

この基本を守らないと、性能を活かしきれなかったり部品破損の原因になります。

 

つまり“理想的なメンテナンスサイクル”に入ることはできません。

まだ、時計を振っている方いらっしゃいましたら、早速手巻きする習慣を身につけてみてはいかがでしょうか。

 

時計修理のカナルクラブ

【ひと昔前のブレス】

こんな感じ!

レトロ調がお好きな方にはたまらない今ではあまり馴染みない時計ブレスレット。

お預かり品の中でこんな感じの時計を見るとユーザー様はどんな方かなぁ?とか時計を入手するまでの経緯〔形見かな?マニアかな?〕はどんなかな?って、想像しちゃったりします。

また、昔から?!お祝い事や記念日などに時計を買ったり、頂いたりする話はよく耳にします👂

ユーザー様のその時計に対する思い出などを聞いたりすると、我々修理業としたら、なんとか力になりたいなぁって心から思います。

動かなかった時計が復活して、再度ユーザー様の手に渡った時に嬉しそうな表情をされると思わずこちらも嬉しくなります(o^^o)

 

 

時計修理のカナルクラブ

【 時計の運命】

時計をゴミ箱に捨てるシーンを想像することは難しいのですが、確実に以前存在した時計は無くなっています。

 

おそらく捨てたのだと思います!?

 

また、捨てなくても

時計メーカーが製造を中止する

   ↓

次に部品も製造中止

   ↓

最後に現存する部品も底をつく

   ↓

そして直すことができなくなる。

 

このようにいずれは直せなくなりどこかに消えてしまいます。

 

もし部品が永久に作り続けられれば、時計は永久に存在し続けることが可能です。 

 

人間の細胞は7年(?)で全て入れ変わるので、7年経つと別人になると、言われます。しかし、やはり同じ人間です。

時計でも、たとえ全部品が入れ替わったとしても、その時計はその時計としてあり続けます。

別の時計になったわけではありません。

 

でも、メーカーが永久に部品を製造し続けるというのはただの夢にすぎません。

 

長い時計業界での経験からいろいろな面白い、カッコイイ、味のある、

不思議な魅力を持った時計が思い出されます。

 

しかしこれからはテクノロジーが画期的に発達する時代です。時計も永久に存在させることができるかもしれません。

 

時計修理のカナルクラブ

 

【ロレックス シードウエラ重量測定!】

シードウエラ116660

これはかなり本体の重さがずっしりときますね。

思わず、重さをはかってみました。

ベルトなしで130グラム。これは、時計落下なんてした日には大きなダメージになってしまう事間違いなし。

ちなみに116400(ミルガウス) 88グラム

    116710(GMTマスターⅡ) 80グラム

    16610 (サブマリーナ) 75グラム

    114270(エクスプローラー) 53グラム

 

時計は精密機械です。ぶつけた、落とした、スポーツ(テニス、ゴルフ、野球等特に・・)時の着用によって時計内部には大きなダメージへと繋がります。

愛着のある時計こそ肌身離さずってお気持ちはわかりますが、ぶつけた、落とした等のアクシデントがないようにして欲しいですね。

落下、衝撃が機械式時計内部に入ると時計は早く進む傾向がありますが、ご心配な時はカナルクラブへご相談ください。

 

時計修理のカナルクラブ

 

 

 

【クロノグラフのボタンは時間を測らなくても良いので押す】

前回の記事に引き続き・・・

 

日常生活の中で、クロノグラフで時間を測るという場面は

実際あまりありません。

せいぜいカップラーメンをつくるときぐらいでしょう( ´艸`)私だけかなぁ。

 

しかし、クロノグラフをお持ちの方はたまに、測るものが無くても

ストップウォッチ作動させてください。

 

 ⌚スタート ⌚ストップ ⌚ リセット

 

 

これだけでOK.

(長時間ストップウォッチを作動させなくても大丈夫です。ボタンを押すことが大切なんです)

 

これがボタン内側に侵入した汗の脂分の被害を小さくする方法です。

もちろんオーバーホール時には、ボタンの内側の洗浄するので脂分や汚れはなくなるのですが、オーバーホールとオーバーホールにボタンを守ることと言えば、これくらいです。

 

時計修理のカナルクラブ

 

 

【とにかくリューズ・ボタンを汗から守る】

メンテナンスとメンテナンスの間の数年間、ぜひ意識してほしいのは、リューズとボタンを守ることです。 

 

高級時計はリューズやボタンなどの外装部品が特に高価ですし、この2つはオーナーが守ることのできます。

 

カナルクラブでは時計オーナーの方が数十年時計を所有すると考えていますがその間に何回もリューズやボタンを交換すると、特にたくさん時計を持っている方にとっては負担が大きくなってしまいます (´;ω;`)ウゥゥ

 

ずばり、長い目で見たときにリューズ・ボタンをダメにするのは“汗”💦なんです。

 

汗の脂分がリューズ・ボタンの内部に付着するとステンレスは腐食します。

汗の脂分により空気に触れなくなり、酸化被膜ができなくなるからです。 

 

たとえリューズ・ボタンが金色でも、内側はステンレスなのでやはり同じように腐食は起こります。

 

★対応策としては、夏の使用を少し控える・・・。

(ロレックスやオメガシーマスターのような強化防水時計でも同じです)

 

高級時計を楽に維持するには、特に複数の高級時計をお持ちの方はそこに気を付けてください。

メンテナンスが圧倒的に楽になります。        

 

 

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