時計の老化現象 VOL.2

プラスチック風防 ミネラルガラス  サファイアガラス

“時計の老化現象”その2はいわゆるガラスです。お客さんの中にはカバーと呼ぶ方もいらっしゃいます。これは材質が主に3種類有ります。

・プラスチック風防

・ミネラルガラス

・サファイアガラス

 

■プラスチック風防

 

■ミネラルガラス

■サファイア硝子

 

どれも基本的に透明です。(最近のロレックスミルガウスなどはグリーンの色がかかっています)ガラスは時計を見るときに、まず眼にはいる部分です。というより、劣化が無ければ透明なのですが、割れやキズがあると文字盤と目の間にあるので気になるかもしれません。まずキズについて書きます。硬度からいうと、硬度は硬さのことです。硬度が高いほどキズはつき難くなります。硬度が低い方から並べると、プラスチック風防 →ミネラルガラス →サファイアガラスの順になります。これは時代別に並べた順と同じです。

つまり時計のガラスは常により高い硬度を求めてきたと言うことです。理由は先ほども言いましたが、キズが付きにくくするためです。その改善(材料の変化)はその都度成功してきました。

 

第一 プラスチック風防

それでは、その守り方について話します。プラスチック風防はとにかく硬度が低い(柔らかい)のでキズが付きやすいです。だからぶつけたり、プラスチック面を下にして置かないなどが効果があるわけですが、日常そんなに神経質でいられるわけもなく、やはりキズはついてしまうでしょう。

プラスチック製の場合、普通の使い方なら使用頻度に比例してキズは多くなります。外見上のキズは別に気にしなければ良いのですが、もし気になるなら交換ですね。プラスチック製は通常、ミネラルガラス・サファイアガラスに比べて安価です。ただ、昔の話で言うと、ガラスからプラスチック製に変わる時期がありました。そのころのガラスはとにかく、脆くてすぐにパリパリ割れてしまうようなものです。それに比べればプラスチック製は弾力があり、割れにくいものだったんですね。

割れることに比べればキズは気にしない、そういう時代でした。その時代のプラスチック製風防の広告文には「Unbreakable glass」と表記してあります。つまり壊れないガラスということです。キズはつくが割れにくいということですね。

 

オメガスピードマスターファーストレプリカなどは今でもプラスチック風防仕様です。

オールドオメガスピードマスター、ロレックスのオールドタイプ、リファレンスナンバー4桁など(5桁の一部もプラスチック風防ですが)中古市場でも、サファイアガラスタイプよりプラスチック風防仕様の方が人気があるという現象も現れています。他の人気モデルでいうと、全てオールドタイプですが、インターナショナル(iwc)のオールドタイプも人気があります。

 

ところでこのブログでは、時計の老化の防ぎ方について書くのが趣旨でしたね(*^-^*)プラスチック風防は先ほども書きましたが、非常い硬度が低いので、すぐにキズが付きます。おそらくどんなに気を付けても、キズはついてしまうでしょう。

ということで・・・対策としては使用頻度を低くすること!!

これにつきます。ただ、小キズが付くのは当たり前ですし、気にしないのが得策でしょう。それなりのアジとして愛着を持って頂くのもお勧めです。

 

時計修理のカナルクラブ