時計の老化現象 VOL.4

第三 サファイアガラス

最近はほとんどの時計がサファイアガラス仕様です。特徴としては硬度が高い為、めったなことではキズがつきません。また、透明度・耐熱性も圧倒的に優れています。

例えばオメガはプラスチック → ミネラルガラス → サファイアガラスと変化しましたが、ロレックス オイスターはプラスチック風防からダイレクトにサファイアガラスに変更になっています。防水性を重視するロレックスは、ミネラルガラスでは硬度がプラスチック製より高いため、逆に水圧で割れやすいと判断したのかもしれません。

ではこのサファイアガラスの老化とは?まず経年劣化は無しといって良いでしょう。キズはつきにくいし、透明度も落ちません。ただし、割れます。強いショック、例えば落下などで割れることがあります。また、ガラスのデザイン的に鋭角な部分があると欠けやすいとも言えます。例えば、ロレックスオイスターのガラスはサイド部分が欠けやすいです。眼で見てもほとんどわからないくらいの欠けが多いです。カケてしまったり、割れてしまったりする原因はぶつけてしまう、時計を落としてしまう、このあたりでしょう。つまりサファイアガラスの劣化(損傷)を防ぐには、これまた身もフタも無い話になりますが、“気を付ける”ということになってしまいます。実際、私も思わず腕をぶつけてしまった時には、一瞬ドキッ Σ(゚Д゚) としますが割れていないか、かけていないかを確認するくせがついています。思わぬ事故はあきらめるしかないですね。

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