オメガ、ロレックス修理の道具6

裏蓋を閉める道具

明工舎MKSレバー式挿入器

裏ブタ閉めや、風防、ガラス、ガラス縁などなどのの着脱に使用する道具です。

 開けたる道具があれば、閉める道具もあるわけです。

 手でうまく閉まることもないではないですが、ちゃんとしまっていないと内部に水分などが入る危険があるのでやはり道具を使うべきです。

閉まっていても3気圧防水の時計では雨の日に使ったりするのも危険なぐらいですから。

それとこの閉じる道具、明工舎ネジ式挿入器だけでは閉めることができません。

オメガ・ロレックスの裏ブタのサイズに合わせる駒が必要になります。

裏ブタ閉めるだけなら力の加減が解るので、次回説明するネジ式よりおすすめです。

 

 

時計修理のカナルクラブ

ロレックス コスモグラフ デイトナ

ROLEX COSMOGRAPH DAYTONA

 

このブログをご覧の方はもちろんこの時計の価値をご存じでしょう。最近メンテナンスを依頼されたロレックス コスモグラフ デイトナの“ポールニューマン文字盤”です。

 

カナルクラブの価格表にはオールドデイトナ=手巻きタイプは修理をお受けしておりません、と書いていますが、お客様が店頭にお持ちになったこの時計は外見的に問題がなさそうだったので、お預かりしてみました。あまりご使用になっていらっしゃらなかったという言葉通り、歯車やボタンなどの部品に問題が無く、定期メンテナンス的な処置で良いコンディションを取り戻しました。

 

なぜロレックスオールドデイトナを基本的にはお受けしていないかというと、やはり部品が入手できないからです。30年以上前に部品の製造は中止されているはずです。

 

しかし、このような時計は永遠に存在させたいですね?

そこで近々カナルクラブではこのような時計(オールドデイトナほど高価ではないオールドウォッチに関しても)その価値を失わないように適切なオーバーホールが行えるような企画が必要になると考えています。それはカナルクラブのブログ“未来から見た高級時計”に書いた、イギリスのヴィカレッジという会社が古いジャガーEタイプに対して何を行ったか?がヒントになるでしょう。

https://canalclub.net/category/your-watches-from-the-future/

 

“たとえ動かない時計でも捨てない、売らない”ご自分の時計の価値の変化に興味がある方はぜひぜひお読みください。

 

時計修理のカナルクラブ

 

 

オメガ 文字盤のインデックスが!

オメガシーマスター インデックス外れ

修理を依頼される中で、文字盤のインデックスがはずれてしまったという方がいますが、この原因は一体なんでしょうか?

 

インデックスをつけている接着剤が劣化によって剥がれてしまったと言えるでしょうが、そもそも、古くなってきた時計の全部が全部剥がれてしまうわけではありません。

これは、時計内部に水分が入ってしまったり、水没してしまったりした時計に多くみられます。つまり、水分が入ったことで、インデックスの腐食や文字盤表面が浮いたりすることが原因の一つだと思います。

実際に今はずれているインデックスを再度接着したとしても、時間がたつと、また別のインデックスがはずれてしまうケースが非常に多いです。

文字盤を交換したらいいんでしょうが、文字盤は安価なものでもありませんので悩みどころですね。

また、落下衝撃などの勢いで針やインデックスがはずれてしまうこともありますので気をつけて下さいね!

はずれてしまったら、時計使用はその時点でストップして修理依頼をするのが正解です!m(._.)m

 

時計修理のカナルクラブ

時計を使わなくても油は劣化する!?

機械式時計とオーバーホール

時計部品に注してある油は通常3年から4年で酸化=劣化します。劣化した後はとくにオートマチックや手巻きのような機械時計(ゼンマイの動力で動く時計)はゼンマイの力が強いので、長期間の間に部品が結構摩耗してしまいます。ですから機械油の劣化のタイミングに合わせてメンテナンスとしてのオーバーホールが必要だ、と言われます。

また機械時計でも油が劣化したからといってすぐに部品がガンガンに摩耗するわけでもありません。徐々に摩耗するということです。

時計が止まっていれば、無駄な摩耗はしないので、わざわざオートマチックワインダーにかけて摩耗させる必要はないということにもなります。使用されない時はとめておくのがいいでしょう。

 

上記に書かせていただいた内容はあくまでも自然の流れ(経年劣化)という条件の時計内部の油の状態とメンテナンスのタイミングとなりますが、やはり、もっと重要なことは日頃の使い方です。

例えば、夏場の汗をかく季節に時計をガンガン使用されている方、雨の日に時計を使用される方等、気づかずうちに、じわりじわりと内部に水分、湿気が侵入してしまっている時計は、油の状態が急変することがありますので要注意です。また、ショック等を与えてしまうことで、油が流れてしまうこともありますので精密機械の時計におきましては、日頃の使い方がポイントです。ユーザー様にかかっているのです!

 

 

カナルクラブでは、皆様の大切なお時計を長くご愛用していただけるよう、お手伝いさせていただきます。

 

時計修理のカナルクラブ

オメガ、ロレックス修理の道具5

今回は時計工具紹介第5弾です!(^^)!

こじ開け5

 

BERGEONコジアケ

ナイフ形のこじ開け(オープナー)です。

裏蓋とケースの間に差し込み、指の力で開けるタイプですので、固くしまっているケースには向かないですね。

使われているのを見たことがありませが、学校などではいただける道具のようです。

ところで余談ですが、【こじ開け】を【側開け】ガワアケともいうとか。

 

 

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腕時計パッキンの劣化

前回の本ブログ内に「ゴムパッキンの劣化」ということを指摘しましたが、今回は更にゴムパッキンについてご案内します。

 

梅雨時、夏のガラス曇り、結露

梅雨時あるいは夏にガラスの内側が曇ったという修理依頼がたくさんあります。 これはゴムパッキンの劣化により防水性能が低下した為ですが、梅雨になったから、夏になったからといって急にゴムパッキンが劣化したわけではありません。おそらくかなり以前からゴムパッキンは劣化していたものと思われます。梅雨時にいつもより多くの水分が侵入しただけではなく軽い浸水はあったかもしれません。

 

ゴムパッキンは最大5年までしかもたない

時計内部数か所に使われているゴムパッキンは最大で5年までしか性能を維持できません。更に次のようなご使用をされている方はパッキンの劣化を更に早めますので要注意です!!

*時計をしたまま入浴、サウナ等に入る

*時計をぬれたまま放置する(大雨に当たった後、水道の蛇口下での水しぶきでぬれたままの放置は危険です)

*海水浴、プールに装着し、そのままの状態で時計をかわかしてします(真水で洗ってから時計を拭いて乾かして下さい)

 

ゴムパッキンは5年程で劣化するので気づかなくても、水分は時計内に侵入します。また、時計を水に浸けないとしても夏の汗などが侵入します。一時的に曇り、曇りが解消されたとしても、時計内部の水分が錆をよび、時計内部に大きなダメージを残します。

写真のパッキンは、時計裏蓋を外した際に切れてしまったものです。弾力性も失い、かなりメンテナンスをさぼっていた模様です。

 

また、ロレックスやオメガシーマスターのネジ込み式リューズタイプはリューズを締める際に斜めの力が加わるので、リューズ内にあるゴムパッキンにとってはかなりのストレスになるので、どうしても傷みが早くなります。

カナルクラブがメンテナンス期間を最低5年までにお薦めしているわけにはこういった理由が一つあるからですm(_ _)m

 

時計修理のカナルクラブ

 

クオーツ式時計とオーバーホール

オメガ シーマスター クオーツ

本ブログ内にてご紹介したように時計の動く構造として大きく分けると「自動巻」「手巻き」「電池」と3つにわけることができます。今回はクオーツ式の時計についてです。

クオーツ時計って電池が切れたら電池交換のみをしている方がとても多いのですが、実はクオーツ時計も機械式時計同様にオーバーホールは必要です。電池切れのタイミングは時計によって異なる為、2年から4年位と言われていますが、2回目の電池が切れたタイミングでオーバーホールをしていただくのが良いかと思います。

 

電池切れとは

電池が少なくなると、時計の秒針が「止まった・・・・また動いた」って感じに急に不規則な動きをはじめます。「4秒運針」とか「EOL」なんて我々は言いますが、こんな状態が確認できたらそろそ電池がなくなりますよっというサインです。このサインがでたら、時計店に行き電池交換を行ってください。

 

止まった電池時計をしばらく使用せずにしまっている方もいますが、これは大変危険です。電池切れをおこした時計内部の電池が液漏れを起こし、時計内部部品を汚してしまったり、駄目にしてしまったりというケースもありますので電池が切れたら速やかに電池交換もしくは使用済の電池を抜くようにしてください。(その時計は専門業者にお願いしてね・・・m(_ _)m)

 

新しく電池交換をすると時計はまた元気に動きだし、2年から4年動きますが、中には電池交換をしても動かなかったり、1年未満に時計が止まってしまうことがありますので、その時には内部部品の異常が考えられますのでオーバーホールにお出しください。

通常であれば、その次に電池が切れたタイミングで(2年から4年後)にオーバーホールにお出しください。時計内部の洗浄のみならず、パッキンも劣化していますので防水時計であってもパッキンは交換する必要が絶対にあるからです。

 

カナルクラブでは、店頭にて電池交換のみも行ってますし、電池時計のご相談を随時行っておりますので、ぜひご依頼お待ちしております!

 

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オメガ、ロレックス修理の道具4

こじ開け4

BERGEON側開(がわあけ)

 彫刻刀の丸刃がついている感じに見えますね。

 途中まで軽く開けてからや、裏蓋に突起がある場合など

 ロレックスチェリーニの裏蓋の突起この窪んだところを裏ブタの縁にあて、持ち手をひねりながら開けます。

裏ブタに傷をつけずらそうですが・・・?

合わないタイプに使うと当然傷をつけますので用心です!

 

時計修理に使用する工具は、時計の大きさ種類により専用の工具は必要となりますので数多くあります。

本ブログの中では今後も少しずつ工具のご紹介をしていきます(^^♪

 

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ロレックス リューズの劣化

リューズの交換

リューズの内側が汚れたロレックスリューズの画像です。オーバーホール時に外した際に汚れがあるものを写しました。かなり普段見えない部分が汚れていますね。またリューズパッキンは全て劣化しています。こうなると、防水的にも不安です。こういったリューズの中にはオーバーホール時の洗浄で、リューズ交換をしなくてもよいものもあれば、交換が必要なものもあります。

 

なぜ汚れくらいで破損するのというと,ステンレスの上面に自然にできるはずの酸化被膜が汚れによりできなくなるからです。そのため、ロレックスやオメガシーマスターはリューズのネジ山が腐食し、破損します。リューズ交換になると、修理費用が¥8万-を超えることが多いのです。

カナルクラブでは、ロレックス、オメガのリューズ交換は全て純正のリューズ交換をさせて頂きます。

 

このメンテナンスブログやカナルクラブホームページの “理想的なメンテナンスサイクル 具体的な方法”

http://www.watch.ne.jp/qa/qa4.html

をぜひご覧ください。

 

オリンピック2020とオメガ

国内限定2020本のスピードマスター

あと2年、いやもう2年・・東京開催となる記念すべき「オリンピック2020」。

本ブログ内にてご紹介した(https://canalclub.net/omega-olympic/)ようにオメガより「スピードマスター プロフェッショナル東京 2020 リミテッド エディションズ」2020本国内限定にて先月発売いたしました。わが社のスタッフが購入いたしましたので今日はご紹介します。

5色展開(赤、緑、黒、青、白)の中より選んだのは青のモデルです。時計の箱からしてかなり立派ですな~(^^♪

組市松紋(くみいちまつもん)のついたギャランティーケース

江戸時代に「市松模様(いちまつもよう)」として広まったチェッカーデザインを伝統色である藍色で、粋な日本らしさを描いたオリンピック公式エンブレムが目をひきますが・・・

スピードマスタープロフェッショナル

ケース・・オープン。スピードマスタープロフェッショナル(CAL1861 )手巻き式です。とてもきれいなブルーです。購入したての時計って本当に美しいですね。精度も+2秒以内とかなりつめていますね。

ケース裏蓋には限定を記す通し番号

裏蓋はオリンピックエンブレムが刻まれており、限定数である2020本の通し番号が入ってます。98番ですね。

 

記念すべき時計

時計(高額な時計)を購入するタイミングというのは、車や住宅を買うのと同様ずっと悩んで考える人、一目ぼれをして即決して購入する人、一生懸命お金を貯めてようやく購入する人等様々であると思いますが、いずれにしろ、その時計への思いや愛着は意外にも大きいものです。だからこそ、購入した時の嬉しさや思い出が色あせないよう大切にご使用いただければと願うわけです。

ぜひそのお手伝いをぜひカナルクラブにさせていただけませんか・・・⌚

 

ちなみにわがスタッフも「この猛暑日にはまだ時計はしない」と大切にしまっておくようです(笑)汗や湿気、集中ゲリラには神経使いますからね。

 

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