腕時計パッキンの劣化

前回の本ブログ内に「ゴムパッキンの劣化」ということを指摘しましたが、今回は更にゴムパッキンについてご案内します。

 

梅雨時、夏のガラス曇り、結露

梅雨時あるいは夏にガラスの内側が曇ったという修理依頼がたくさんあります。 これはゴムパッキンの劣化により防水性能が低下した為ですが、梅雨になったから、夏になったからといって急にゴムパッキンが劣化したわけではありません。おそらくかなり以前からゴムパッキンは劣化していたものと思われます。梅雨時にいつもより多くの水分が侵入しただけではなく軽い浸水はあったかもしれません。

 

ゴムパッキンは最大5年までしかもたない

時計内部数か所に使われているゴムパッキンは最大で5年までしか性能を維持できません。更に次のようなご使用をされている方はパッキンの劣化を更に早めますので要注意です!!

*時計をしたまま入浴、サウナ等に入る

*時計をぬれたまま放置する(大雨に当たった後、水道の蛇口下での水しぶきでぬれたままの放置は危険です)

*海水浴、プールに装着し、そのままの状態で時計をかわかしてします(真水で洗ってから時計を拭いて乾かして下さい)

 

ゴムパッキンは5年程で劣化するので気づかなくても、水分は時計内に侵入します。また、時計を水に浸けないとしても夏の汗などが侵入します。一時的に曇り、曇りが解消されたとしても、時計内部の水分が錆をよび、時計内部に大きなダメージを残します。

写真のパッキンは、時計裏蓋を外した際に切れてしまったものです。弾力性も失い、かなりメンテナンスをさぼっていた模様です。

 

また、ロレックスやオメガシーマスターのネジ込み式リューズタイプはリューズを締める際に斜めの力が加わるので、リューズ内にあるゴムパッキンにとってはかなりのストレスになるので、どうしても傷みが早くなります。

カナルクラブがメンテナンス期間を最低5年までにお薦めしているわけにはこういった理由が一つあるからですm(_ _)m

 

時計修理のカナルクラブ